【完】君しかいらない

勇気なぁ…。


「だけどさー、さすがに家に来るのは反則だろ。もっとウマいかわし方あったら教えて。今後の参考にすっから」


「とりあえず、好きになってくれてありがとう…とか?」


はいっ?


「何で俺が礼言わなきゃなんないわけ?」


「そうだよね…。でも、もっと他に言い方があるんじゃないのかな…って。安元くん、自分が、損するよ?」


「損?」


「うん、他校の子なんて特にだよ。断った時の安元くんのことしか知らないだろうし、悪い部分だけが誇張した噂が流れるかも…」


…んなこと、考えたこともなかったな。


まぁ、俺の情報が勝手にメールされてるぐらいだから、あることないこと言われてる可能性はあるよな…。