【完】君しかいらない

「ピュアだと思うなら、尚更からかうのやめとけよ」


「だって面白いじゃん。ちょっとからかっただけで、顏真っ赤にして嫌がってたり」


「あんまいじめんなって。奏太の周りにいる女と違うし、マジになられても困んだろ?」


「そだな~。あっ、ユーリからメール。そーいや今日、一緒に帰るとか何とか言ってたな~」


…コイツ、俺の話全然聞いてねぇ。







「やっぱ戻るわ。陽斗、またな」


「おー」


奏太はいつも忙しいヤツ。


ヨユーぶってる割には、女に呼ばれてすぐ飛んでいくし、


なかなかこうやって一緒に帰ることなんてない。


たまにはいいかって思ったけど、今日もそれは叶わなかった。