【完】君しかいらない

「興味ねーよ」


安元くんはスッパリ言うと、奏太くんからあたしのケータイを取り戻してくれた。


そして、あたしに返してくれる。


「ありがと…」


「コイツに近寄んない方がいいよ。バカだから」


そう言って安元くんは奏太くんを軽く睨む。


近寄んないっていうか、奏太くんから寄ってくるんだけど…。






「えー、何でそんなこと言うのさ。俺、愛梨ちゃん気に入ったのにぃ」


甘えた声を出して、奏太くんは安元くんの背中にピタッとくっついてる。


「だーっ!!俺に寄んなって!」


プッ…安元くん、本気で嫌がってるし。