【完】君しかいらない

あたしたちが騒いでたから、気になったのかな。


しかも、このタイミングでコッチ見るなんて…。


視線を逸らすことができないでいると、安元くんは、ノーリアクションのまま、教室を出て行った。


あはは…だよねぇ。


あの人って、そーいう人だった。





あたしと安元くんの目が合ったのを目撃してた子が、安元くんの話題に持っていく。


「小中さんってさー、安元くんのこと、どう思う?」


えっ!?ホント、みんなそういう話が好きなんだからぁ〜。


「どうって…別に?愛想ないなとか、無口そーだなとか、そんな感じかな…」


「へー!じゃあ、恋愛対象外?」


「もっ、もちろん!!」