【完】君しかいらない

「奏太くん……ゴメンね……」




一気に罪悪感がこみ上げてきて、




つい謝ってしまう。




「えっ、なんで謝ってんの?なんか疾しいことあんの!?」





「ううん……あたしは…大丈夫だよ。あたしが好きなのは、奏太くんだけだもん…」




「マジで?信じてるけど、やっぱもしもってこともあるし。心配…。う~!!やっぱ、クラス会について行けばよかった!!」














会っていないときに、誰とどういうやり取りをしてるのか、





どんな会話をしていたのか、





それは、本人たちにしかわからないこと。




黙っていればバレないし、




何事もなく普段の生活に戻ることができる。




知らない方が幸せなことって…




あるよね。




正直に話した方が、罪の意識から逃れられるけど、




あたしは、




なにも言わずにいようと思った。




その代わり、




あたしの一生をかけて、




奏太くんを思い続けようって、




決めたから。