【完】君しかいらない

「そうだよ、悪かったな!!俺は、小中が好きだーーーーーーっ!!」




えぇっ!?




中西くん、飲みすぎてない!?




ビビりまくるあたしの前で、男の子たちは大爆笑。





「お前~!!現在進行形かよ!!2年も会ってないのに、それマジでヤバいって。小中も迷惑だよな」




「ノリで言っただけだっつの!!本気にすんなよな~!!」




「中西、目がマジだから」




「アハハハハ」




みんなにからかわれて、中西くんはゲラゲラ笑っている。





男の子って…楽しそうに飲むなぁ~。




だけどあたしはちょっとついて行けないかも。




そろそろ春奈の手伝いをしようかと、席を立とうとしたときだった。




男の子のひとりが、今の中西くんの発言をきっかけに、なにかを思いだしたみたいだった。















「あ~、そういえばさ~。卒業式で、確か安元も叫んでたよな」




それを聞いて、他の男の子たちが一斉に頷く。




「そうだったな。まさかアイツが、卒業したくねーーーーー!!なんて叫ぶと思わなかった」




そしたら最初に言い出した男の子が、首を横に振る。





「それもそうだけど、驚いたのはそのあとだって」





え……、




そのあとも、なにか叫んでたの?