「愛梨ちゃんさえいてくれたら……もう、なにもいらないから」
 


重なる唇、



熱い吐息に…



頭がクラクラする。









1年半ぶりの奏太くんのキスは、



とびっきり、甘かった。



長いキスを交わしたあと、



また、ひとつ



また、ひとつと、



キスを重ねる。








キスって…



なんて素敵なんだろう。



言葉では足りない気持ちを、



離れていた時間を一瞬で埋めてしまえる。



あたしたちは、



これからも、



ずっと、一緒だよね。



これはきっと、



その誓いのキス。



ずっとずっと、




一緒にいようね。