【完】君しかいらない

そのうち、あたしの後輩のアナウンスにより、




卒業式が始まった。





もう2度と歌うことのない校歌を全員で歌ったら、切なくなった。





全校朝礼の度に爆睡しそうだった校長先生の退屈な挨拶も、





今日だけは落ち着いて聞くことができた。





生徒代表の挨拶があって、





卒業証書の授与が始まる。
















ひとりひとり、壇上に上がり、




校長先生から、証書を受け取る。




終わらなければいいのに……




って思うのに、




どんどん時間は過ぎていく。