【完】君しかいらない

「よく言うよ……」




「……あれっ、なんの話してたっけ?」




「……はぁ?」




安元くんに、思いっきりニラまれた。




「あーっ、思いだす。今すぐ思いだすから!えっと……いいこと見つけた~っていう話だっけ?」




「どーでもいーから。さっさと体育館まで走れよ」





安元くんに背中を押されたとたん、





校内にアナウンスが流れた。













「3年生のみなさん、すみやかに体育館に集合してください」




「おいっ、俺らだけじゃねーの?」




「知らないよーっ」




「走れっ!!」




あたしは必死で体育館まで走る。