【完】君しかいらない

奏太くんがいなくなったことは悲しかったけど、




もしあのままずっと一緒にいたら……




あたしは全然変われなかったかもしれない。




泣きたいときに泣いて、




年下の男の子に、甘えまくって、





頼りない、いつも誰かに守って欲しいって思っているだけの、




弱い人間のまま、卒業を迎えていたのかもしれないよね……。













身長は低いままだし、




童顔の幼児体型で、見た目は子供っぽいけど……




中身は少しは成長したかな?





今なら、胸を張って奏太くんに会えるよ。





あたし……





奏太くんがいなくても、





頑張ってこれたよ……





だから、あたしのことは心配しないでねって、




奏太くんの目を見て、





言えるはず……。