【完】君しかいらない

「うん……なんとか、やってみる」





「全部ひとりで抱え込めって言ってるわけじゃないから。基本は自分で背負って、たまに誰かのアドバイスをもらったり…そーいうスタンスで」





「簡単に言うよね」





「まーな?じゃーな、弁当サンキュ」





安元くんはあたしの背中を思いっきりバシッと叩いた。





「いった~~~~~い!!もうっ、やめてよ~~~~っ」





「元気ないお前って、らしくないから。いつもそーやって、ギャーギャー騒いでる方がいいよ」





「だからって、たたかなくても……」




「湿っぽい顔すんなよな~。俺までウツるわ」





「ヒドいっ!」





「弁当、捨てるならまた俺が食ってやるから。いつでも言えよ?そーいうのは、頼ってもいいから」




「……ありがとう」





あたしがお礼を言うと、安元くんはニッと笑って先に校舎に戻っていった。












ふぅ……。




なんか久々大きな声だしたら、ちょっとスッキリしたかも。




あたしも校舎に戻ろうとしたとき、




クラスの友達に、声をかけられた。




「愛梨~、元気ぃ?今日は学校に来れてよかったね」




「うん…」