【完】君しかいらない

「俺には連絡もないし……なにも聞いてな……」




「ウソっ!!あんなに仲がよかったんだもん。絶対になにか知ってる!!隠さないであたしに教えてよ!!」




「知らないっ……」




「どうしてウソつくの!?そうだ……携帯見せて!!絶対になにか証拠があるはずっ……」




あたしが安元くんのポケットを探ろうとしたら、思いっきり肩を揺さぶられた。











「お前……しっかりしろよ!!なんで……なんで、いつもそーなんだよっ」




いつも一歩引いてるかのような安元くんが、あたしを真剣な顔で見ている。




そしてあたしの肩を力いっぱい掴み、揺さぶる。




「お前見てると、イライラするわ……消えちまえって思う……だけど、ホントに消えそうなんだもんな……。

なんでだよ……お前さぁ、辛いのわかるけど……自分で立つしかないんだよ……」




気が動転していたあたしは、安元くんに振動を与えられたことで我に返った。