【完】君しかいらない

「あ……あの、お弁当を……」




「弁当?あぁ……捨てよーと思ったんだ?」




突然安元くんの眉がフッと下がる。




え?




「なんだよ……俺はてっきり……」




「てっきり…なに?」




「そこに入ろうとしてんのかと思った」




「焼却炉の中に!?入るわけないよ!!こんなに臭いところに入るわけないっ!!」




そしたら安元くんが突然大声で笑いだした。





「ハハハッ、そーだよなぁ?俺もおかしーなと思ったんだけど、もしも…ってこともあるし。

お前、とんでもないこと思いつきそーだし、わっかんねーわ」




「とんでもないことって!あたしはいたって普通ですけど!?」




「自分のこと普通って思ってんのは、お前だけ。俺からしたら宇宙人だから」





安元くん、相変わらず口が悪い。




しばらく喋ってなかったけど、やっぱり治ってないんだ?




「ひどい……」