【完】君しかいらない

お昼安みまで、なんとかもちこたえた。




授業がつまらなく感じる分、1時間が異常に長い……。





はぁ……。




あとまだまだあるなぁ……。





早く帰りたい。




お弁当を食べようと思ったんだけど、全然食欲がなくて。




みんなと一緒に食べたら気を遣われるのがつらくて、あたしはお弁当を持って教室を出た。




お母さんが作ってくれたから、食べなきゃね……。





とは思うものの、全然手をつける気になれない。




毎日ほとんど残して帰るのに、お母さんは




『今日は卵焼きを食べれたのね。明日はポテトサラダも食べれるといいね』




って言ってくれる。




あたし、いっぱい迷惑かけてるのに…全然文句も言わないし、変に心配しすぎたりもしない。




こういうときは、できるだけそっとしておいてほしいから、




お母さんの気遣いが、すごくありがたかった。