【完】君しかいらない

気がつけば、奏太くんはあたしが追いつくこともできないほど、遠くまでいってしまっていて。




追いかけてもムダだって気がついて、家に帰ったんだっけ。




あの日から……




本当に奏太くんはいなくなってしまった……。














あたしはあれからずっと調子が悪くて、




しょっちゅう早退してる。




昨日も体育の時間に気を失って、お母さんに迎えに来てもらうほど具合が悪かった。




あたし……



奏太くんがいないと、ダメだよ。




全然、元気でないよ……。