【完】君しかいらない

「か……かな……たく、ん?」





あたしを見て、しまったというような表情をしてる。




どういうこと?




どうして連絡くれなかったの!?




言いたいことがたくさんあるのに、全然言葉にすることができない。





奏太くんは気まずそうな顔を見せると、あたしに少し笑って見せた。





「……なんで、こんな時間にココにいんの?」





「早退してきて……」




質問するのは、あたしの方なのに。




聞きたいことがあるのに、まずは奏太くんの質問に素直に答えてしまう。












「早退って……具合、悪いわけ?」




「うん……」