【完】君しかいらない

「ハハ、そ~なんだけど……あれ……」




2人組のうちのひとりは、黒髪ロングで露出多めのスレンダー美女。




きっと、ナナオはこっちの女のことを言ったんだと思う。




だけど、俺の視線は…




もうひとりの女の方に、注がれた。




アイツ……。




その女の方へ歩きだした俺を見て、ナナオが大笑いしてる。




「奏太、マジか!愛梨ちゃん、どーすんだよ。お前、ナンパしてる場合じゃねーだろ」




だけど俺は、無視してそのまま突きすすむ。




目の前に立って、確信した。











間違いない……。




この女、




蔦田司だ。