【完】君しかいらない

「とりあえず、今日は物部たちをツブすことだけ考えてくれる?」




「いーけどさぁ。どーする?黒龍会って殺人級のリンチするらしーけど…奏太、マジでやんの?」




「怖いなら逃げてもいーから。俺はひとりでもやる」




俺だって怖いけど…陽斗の仕返しをしないと、前に進めない気がする。




「逃げるとか言われると、ムカつくなー。んー……中学んとき、陽斗には世話になったしなー。このまま引きさがるのもな…」




ナナオはポテトをかじりながら、首を捻る。












「全部の責任は、俺がかぶるから……ナナオは仕事してるし、迷惑かからないようにやる」




「は?もーここまで来たら、同じことだろ。

ちょうど今の仕事辞めたいって思ってたところだし、もし大事になっても全然ヘーキ」




「ナナオ…お前いいヤツだなっ!!」




「その代わり、誰か献身的な女紹介してくれ!一人暮らしにそろそろ飽きてきてさ。掃除、洗濯、飯に夜の相手。全部パーフェクトにこなすような…」




「そんなのいるか~!」