【完】君しかいらない

…なんて、思えると思う?



いつも陽斗は他人のために、人知れず頑張るよな。



さり気なくやってのけて、俺はなんにもしてないっていう顔をする。



俺だって…



陽斗のために、なにかしたい。



やっぱり、俺には…



なにもしないっていう選択肢はないんだよな。








腹をくくり、



すぐにエレベーターに飛びのった。



いきなり黒龍会に飛び込んで行くなんて、自殺行為だよな。



…とりあえずは、さっきユーリが言ってたヤツらがいそうなところを当たるか。



黒龍会に精通してそうな仲間に連絡をとって、調べてもらうこと、数時間。



まずは、大森と物部の居場所がわかった。



大通り公園に、数人でたむろってるらしい。



とりあえずは、作戦を練ろう。



早速俺は、大通り公園近くのファーストフード店で、仲間と22時に落ち合うことにした。