【完】君しかいらない

「ムリ…。で、そいつの名前教えて」




「……名前を教えたら、奏太……探しに行くよね…」




「当たり前…。ユーリだって、そのために電話してきたんだろ?」




……ハッ。




部屋の片隅で、愛梨ちゃんが俺の方を見ないようにしてジッと固まってる。




しかも、ユーリって名前を出すのもマズいよな。




仮にも俺の元カノだし…。




愛梨ちゃんはなんとも思ってないかもしれないけど、俺の方が気にしてしまう。












「お前が教えないつもりなら、その学校に乗りこんでいくだけだから」




「それだけはやめて!!わかった……言うから……。

城南2年の大森と、物部、あと1年の坂上、上田、神崎」




「……ウソだろ、5人?」