【完】君しかいらない

「奏太くんとは、対照的だよね……」





「まーね。だけど、あーいう陽斗も…俺は好きだけど」





「うん…素直な安元くんって、想像できない」





「だろ?」




さて…この辺で、想い出話は終わりにしよーか。




そろそろ外に出てもいい時間かも。
















「デート再開しますか」




「えっ、もうそんな時間?楽しいからあっという間だったね」




俺の目の前でニコニコ笑顔を見せる愛梨ちゃんを、フワッと優しく抱きしめる。




キャーッて言って逃げるかと思ったけど、今日の反応はなかなか。




愛梨ちゃんは大人しく、俺の腕の中におさまっている。