【完】君しかいらない

「ホッペにチューって…子供みたい」




「うん、そんな感覚。お子様と付き合ってるから、俺」




奏太くんは歯を見せて笑ってる。




「ひどーい!泣き虫だけど、そんな言い方って…」




「俺さー……多分、愛梨ちゃんとそーいうことになったら……止まんないと思うから」




「……え」




「多分、理性とかそんなん……全部吹っ飛ぶと思う。だから、その段階にいくまでは……大切にとっとく」




その段階って、そういう段階だよね!?




あたしが今日かなりドキドキしていたこと……。










「真面目な話。そういうのって、愛情を確かめる術だろ?

……だから、いいよって思ったら…いつでも言って?それまでは、絶対に手ぇ出さないから」




奏太くんの真剣な目にドキッとすると共に、




付き合うって……やっぱりそういうことなんだって、気付かされる。




愛情を確かめる術……。




「あたしはそういうのがなくても、奏太くんがあたしのことを好きだって感じられるよ?」