【完】君しかいらない

しかも……部屋にふたりっきりって、




今さらだけど、あたし…もしかして常識ない?




奏太くんはもしかしたら、そういうつもりなのかもしれないし。
















変にドキドキしながら部屋の真ん中で突っ立っていると、





奏太くんがテレビのリモコンを持ってあたしを手招きする。





「DVDでも観る?」





「……へっ?DVD?」




「そうそう……って、なんでそんなとこ突っ立ってんの?コッチで一緒に座ろ~」




奏太くんが笑顔であたしを呼ぶ。




ベッドとテレビと小さなソファの置いてある、小さな部屋。




あたしたちはソファに並んで座って、DVDを観ることにした。