【完】君しかいらない

「その友達も…学校サボるの?」




「いんや。中学のダチで、もう働いてるヤツがいてさ。昼中いないから、部屋借りる」




「そっかー。もしかして、一人暮らしなの?」



「そーそー」



そーなんだぁ。



あたしと同じ年で…って、奏太くんと同じだから一個下だよね。



もう働いてる人がいるなんて、なんだか不思議…。








って思ったけど、



あっくんだってそうだし…



やっぱりあたしは、世間を知らなすぎるのかな。



さっき安元くんに、重いって言われちゃったしね…。



友達ごっこ…かぁ。



あたし、全然そんなつもりなかったのに…。



きっと、あたしの世間知らずなところが、あっくんや安元くんを苛立たせるんだよね。



なんだか、いつもうまくいかないや。



それなのに、奏太くんだけはあたしの全てを受けいれてくれる。




こんなにあたしのことを想ってくれる優しい人は…



もう、どこにもいないよね?