【完】君しかいらない

「今日…学校サボろーか」



そしてまたまた更にドキッとした。



奏太くんが、あたしの耳元でそっと囁く。



「だっ…ダメダメそんなの…」



「いーじゃん。ね、今日だけだから」



今日は授業もないし、サボるなら今日なのかも…。



なんて、あたしの中に芽生える遊び心。



今まで学校サボったことなんてないけど…



サボり常習犯の奏太くんとなら、怖くない気がするし、罪悪感も薄れてくる。








「…でも制服だとなー」



そして、一気に現実に引きもどされる。



「そ…そーだよね。バレちゃいそーだよね」



「午前中だけ、俺のダチの家に行こーか」



…えっ、奏太くんの友達の家に!?