【完】君しかいらない

安元くん…人が変わったみたい…。



前は、あたしのことバカにしながらも、あそこまでヒドいことを言う人じゃなかったよね。



あっくんのことだって、



あたしが辛いときに、優しい言葉をかけてくれたのは、紛れもなく安元くんだっのに……。



あのときの事件が、安元くんを変えてしまったのかな。



そうだとしたら、



なおさら、調べてみたくなる。











――チン!



相変わらず緊張感のない音だけど、今日はさっきの安元くんとのことで頭がいっぱいで、



ボーッとしながら、エレベーターに乗りこむ。



1階のボタンを押し、エレベーターは1階に到着。



あたしはそこで、今日の約束を思いだした。