【完】君しかいらない

そこをしらみつぶしに当たったけど、全てスカ。




結局疲れ果てて、まっすぐ家に帰ることに。




……あと少しで夏休みも終わるしな。




あの女の学校に直接行くことにするか……。




そういう結論に達し、悔しいけどしばらく様子を見ることにした。















その間にも陽斗の意識は戻り、




入院が長引いているものの、順調に回復に向かっているという。




ケガの原因については、ただヤンキーに絡まれたというだけで、




陽斗は口を堅く閉ざし……なにも話そうとしない。




俺が面会に行っても、つまらなそうにしていて、




ただでさえ無口な陽斗がなにひとつ喋らない。




俺も愛梨ちゃんも……




陽斗の心に、踏みこむことができないでいた……。