【完】君しかいらない

「そうだな…お前、それ知ってどうしたい?葵ちゃんの男は厄介なヤツだぞ」



ジョンさんはニヤニヤしながら俺を見てくる。



男……ってことは、彼氏がいんのか?



それなのに、陽斗に近づいて……。



やっぱり、最初からなにか目的があったとしか思えない。



「どうって……別に。お近づきになりたいな~ぐらいの気持ちです!!頼んます、今度葵ちゃんが来たら、俺に連絡ください」



「……気が向いたらな?」



「あのー、これ。少しですけど……」



「おっ、用意がいいな。わかった。知らせてやるよ」



万札を渡すと、急に気前がよくなった。



金は惜しいけど、とりあえず情報をゲットするため。










あとは大した情報も入りそうにないから、足早にクラブを出たあと、俺はダチの家に転がりこんだ。



とりあえず、ここで仮眠をとることに。



しっかり寝て、ここぞというときに動けるようにしとかなくちゃな。