~陽斗side~




目が覚めると……



温かい場所にいた。




ココは……?




「陽斗……陽斗……」




俺の耳もとで、春奈の声が聞こえてくる。




だけど、姿は見えない。











なんだよ……こんなときにまで、俺の頭はアイツでいっぱいなわけ?



いや……違うよな。



俺は、春奈のことは…もう、諦めたはず。



だったらなんで……。