【完】君しかいらない

「ねぇ、司とどこで知り合ったの?」



「え……と、塾で……」



ココは、陽斗になりきろうか…そんなことを考えていると、女の顔が一瞬ひどく歪んだ。



「塾!?あの子が?アッハハ、冗談ばっかり」



「いや、冗談じゃねーし」



「アラ、さすが司の友達のことはあるわね。見かけ通り、口も悪いのねぇ……」



どーいう意味だよ。



俺がムッとしてると、女はポーチから煙草を1本取りだして、そのまま口に咥えた。







「正直に話しなさい?あの子が毎晩会員制のクラブに遊びに行ってるのなんて…前から気付いてたわよ?

そこで…知り合ったんでしょ?」