【完】君しかいらない

だけどこのまま引きさがる俺じゃない。



授業が終わるまで待って、今度はまた別の女に声をかけた。



そしたら、蔦田の住所を事務所まで聞きに行ってくれるっつーから、とりあえずお願いした。



こうなったら……そいつん家まで行って、陽斗のことを聞くしかない。















「四丁目って…………この辺か?」



今は、さっき教えてもらった、蔦田司の家に向かってる途中。



築うん10年のボロマンション暮らしの俺とは違い、この辺は新興住宅地で、しかもかなり富裕層が暮らしてる区画っぽい。



だってな……



一軒、一軒の家が……ありえないほど、デカい!!