【完】君しかいらない

俺はすぐにそれを拾って、女に手渡す。



「…落ちたよ」



「あ……ありがとう……」



俺を見て、ポーっとなってる顔を見るところ、きっと知ってることならなんでも話してくれそーな気がする。









「あのさ……もし知ってたらでいいんだけど。2年の安元って知ってる?」



「え、安元くん!?知ってるもなにも、英語のクラスがあたしと同じだよ」



「えー、マジで!?話したことは?」



「うーん…安元くんって、かなり女子に冷たいから…コクって玉砕した子もいっぱいいるし……」



ハハハ……。



だよな~……陽斗は塾でも学校と同じ態度だったんだな。



こんな場所でもバッサリ斬ってたとは……。



こんなとこでそんな態度とって、居心地悪くなんねーのか?



さすが陽斗……。



感心しながらも、とりあえずこの子がアタリでよかった。