【完】君しかいらない

「……そーなんだけど。ま、俺はヤられるつもりないし」


「だね。奏太、ケンカ強いもんねぇ」


「まーね」


俺と同じぐらい腕に自信のある陽斗がヤられたってことは、不意討ちか……

それか、なにか弱味を握られてたとか、そうとしか考えらんねぇ。


陽斗は用心深いし、危ない場所に自ら飛びこんでいくようなヤツじゃないしな。


それに、クラブなんて……陽斗が行くはずもない。


確か昨日は実家にいるっつって、その帰りに消えたとなると……。







……デート?


それなら、埋め立て地とかもありえるよな。


暗いし、適度に明かりもあって……。


いや、だけどな。