【完】君しかいらない

「じゃあ……上山に仕返ししようなんて思わないでよ」


「今回は、別に上山限定ってわけじゃない。陽斗……俺の親友が、誰かにヤられた。

それを、俺が黙ってるわけにはいかないから」


「調べて……どうするの?」


「……わかんないな。場合によっちゃ、ただじゃおかない」


「……だったら、やっぱりダメ。奏太が危険なことするなら……」


「頼むよ……ユーリにしか、頼めないことだから。他のヤツは口軽いしな。

俺が信用できるのは、お前だけ……」


ユーリに熱い眼差しを向けると、もうそれだけでウットリした表情になってる。