【完】君しかいらない

更に真っ赤になるあたしの頬を、奏太くんがツンと突っついてくる。



「だけど…さっきみたく、ムリやりやんのは、もうやめる」



「ホントに…?」



「うん。でも、俺と毎日一緒にいたら…すぐにチューしたくなってくると思うけどな?」



「なっ……ならないもん!も~、奏太くん、そんなことばっかり…」



「ハハハ~。そういえばさー、あの陽斗だって今日は彼女と泊まっちゃったみたいだし?」



……えっ?



突然過ぎて、なんのことだかわからなくてキョトンとしてしまう。



安元くんが……彼女と……?



「え、なに!?どういうこと?」



「陽斗さ~、塾で一緒の司って女と付き合い始めたって」



そ……そうなんだ!?



ホントにウマくいってたんだ。そっか……よかった……。