【完】君しかいらない

「ゴメンね……」



「……いや、全然。わかってて、付き合おーって言ったんだしな……。俺も、気にしすぎか…。

コレ、すげー嬉しいから。ちょーどこーいうのが欲しかった」



そう言って、奏太くんはポケットからカギを取り出して、レザーのキーホルダーを外してそのままあたしがあげたヤツに取りかえていた。



うわっ、今つけてるヤツの方が断然カッコいい!!!



ちょっ……あたし、なんてことしたんだろう!!!



奏太くんの側に寄っていくと、奏太くんはふと手を止めた。



「……なに?」



「あのっ……コレ…コッチの方がいいよ。ムリに変えなくていいのに!」



あたしは奏太くんがベッドの脇に置いたレザーのキーホルダーを手に取る。



「いいんだって。俺が変えたいんだから」



奏太くんはやんわり笑って、そう言うけど……。