【完】君しかいらない

今日…アイツに連絡取れなくてよかったかも。



せっかく小中とウマくいってんのに、こんなケンカに巻きこんだらダメだよな。



……言っちゃなんだけど、マンション内での奏太の評判は、かなり悪い。



本人のことをなにも知りもしないくせに、世間の噂どおり信じる、くだらない人間の言うことを、



小中の親が聞きながせるだけの人かどうかは、俺にはよくわからない。



周りの噂を鵜呑みにして、小中との付き合いを反対されたりしたら…それこそ、奏太に恨まれるな。



…まぁ、そんなことで恨むよーなアイツじゃないけど。



俺がそのきっかけを、作るわけにはいかねーから。








眠ろうと思ってたのに、頭がズキズキしてそれどころじゃない。



だんだん意識がハッキリしてきて、目も暗がりに慣れてきた。



……ったく、奏太のバカ顔思いだしたら、目ぇ冴えてきたな。