【完】君しかいらない

バッ!!


と勢いよく振り向き、戦闘モードに入ると……。


明らかに敵意を感じない存在が、そこにいた。


……ウソ、だろ?






「安元くん! 来てくれたの!? 」


俺の後ろには……司が立っていた。


「お前っ……無事だった? アイツらから、逃げて来たのか?」


なにから聞いていいのか、自分でもわからない。


ただ……司が無事なら、それに越したことはない。


「うん、大丈夫だよ。あたしね、こう見えてもケンカには自信があるんだぁ 」


「マジかよ……ハァッ……焦った……ホントに、大丈夫なわけ? 」


あの電話の様子じゃ、かなりヤバい状態だったはず。


それなのに……無事で……なんもなく返すなんて、ありえるか?