【完】君しかいらない

一体誰がそんなこと……。


……っていうか、ホントに狙われてるのは誰だ?


冷静になって考えろ……。


「…………」


「……安元……くん? ああっ……アイツらが、帰ってきた。

どうしよう……怖い、怖いよっ!」



取り乱したような司の声が聞こえてくる。


「いいか!?司、携帯をカバンの中に入れろ。そのまま、切らずに……だ」



「うん……わかった。安元くん……あたし…………」



――ガラッ!!


そのときスライドドアの開くような、大きな音が聞こえてきた。



……しまった、間に合わなかった!?