【完】君しかいらない

あの小中を…マジで落とした?


まぁ、奏太は見た目はチャラいけど、ああ見えて優しいしな。


最近は女とも手ぇ切って、真面目になったし…これからは、小中のことだけを見てくのかな。







彼氏とのことで、俺に電話をかけてきた小中の不安そうな声を思い出す。


消え入りそうなか細い声や、今にも泣きそうな弱々しい声。


そういえば…


夏休みに入りたての、あの肝試しの日…


俺まで夜行バスで行くハメになったんだよな。


今考えても、ありえねぇから…。