【完】君しかいらない

「ハハッ、まぁとりあえず今日はこの辺で…」



そう言い残すと、奏太くんはあたしがマンションの中に入って、エレベーターに乗るのを確認したあと、夜の闇の中へと消えていった。



……ふぅ~~~~っ!



激しく疲れた、ホントに疲れたっ!



奏太くんって……なんであんなに、パワフルなの!?



あたし、エネルギー全部吸い取られそうだよ……。










――チン!



久々ひとりになって、寂しいエレベーターの音で我に返った。



あぁ……



現実。