【完】君しかいらない

あたし、失礼なこと言ったかも。


いくらハーフだからって、名前が外国人の名前だとは限らないよね。


でも、そっちのが似合うんだけどな……。


「ごめんなさい……」


「いや、別にいーんだけど……。そーか、俺には全く興味ナシか」


「そういうわけじゃないんだよ?友達としては、興味あるから」


「だったら何で覚えてねーの?」


「……えっ、覚えてる?何を?」


あたしが奏太くんをジッと見上げると、フウッとため息をつかれた。


そして、ブツブツと何かを呟いている。


「……あー、ヤベ。俺も何ムキになってんだか。そーだよな。覚えてるわけねぇか」