【完】君しかいらない

「俺、森……奏太」


「えぇっ!!」


あたしが叫ぶと、男の子は少し嬉しそうな顔付きになった。


「あ……やっぱ、名前聞いたら驚いた?」


「うん……奏太くんって言うんだ?あたし、てっきり、マークとか、トーマスとか、そんな名前かと思ってた」


あたしがそう言うと、驚愕の表情をされた。


「と……トーマスって」


「わっ、ごめん。いくらなんでもトーマスはないよね?ジョニーとか?」


「大差ないし……つーか、マジか……。そうか……やっぱ、そぉだよな……」


奏太くんは、なんだかがっくり肩を落として、項垂れてる。