【完】君しかいらない

またくっつくことを考えると、少し緊張してくる。



不意に抱きつかれたりすることは多いけど、わかってやるのとは、わけが違う。



チラッと奏太くんを見ると……。



「あ~、いいです。ただの記念なんで」



なんて言ってる。



記念だからこそ、目つぶってる写真ってどうなの!?



あたし、きっと変な顔になってる!



あたしがケータイの画像を覗きこもうとしたら、奏太くんは画面表示をオフにしてしまった。









「あーーっ!見せてぇ」



「いーんだって。これで」



そう言いながら、ポケットにケータイをしまってしまった。