【完】君しかいらない

「ノロケんなって!」


……はっ!!


「そうだよね、あたしまたノロケてたよね……」


しかも、知り合いでもないこの男の子に……。


「じゃあ、幸せなんだなー。いいなー」


羨ましそうにあたしを見てくる。


「幸せじゃないよ……あたし転校したし、これから遠距離だもん……」


今頃あっくんは何してるのかな。


また、思いだしちゃった。


「遠距離かー。ま、なるよーになんじゃん?頑張れ」


「うっ、うん。ありがとう」


そんなこと言ってくれるなんて思ってなかったから、なんだか嬉しくなってくる。