【完】君しかいらない

それは……あたしを誘惑するような眼差しと、甘い微笑み。



至近距離で見つめられ……あたしの顔は一気に熱くなった。



や……ヤダ、あたし……。



奏太くんに、なんでドキドキしてるのっ!?



「離して……」



「ヤダよ」



そう言って、奏太くんは優しくあたしを包みこむ。







……うわぁっ。



なに、この感覚……。



心臓がドキドキするのはもちろん、体の中がすっごく熱い。



奏太くんの腕を、振りほどきたいのに、ふりほどけない……。