【完】君しかいらない

「…………」


あたしが話す間、相槌を打ちながら、じっと黙って聞いてくれていた奏太くんは…


最後には、黙ってしまった…。







…だよね。


なんて言っていいか、わからないよね…。


「奏太くん…ゴメンね。…こんな話されても、困るよね…。

あっ…お腹空かない?あたし、なにか買ってくる」


いたたまれなくなって、あたしは急いで立ちあがった。


そしたら合わせて奏太くんも立ちあがる。


「…愛梨ちゃん…俺…ダメだ」


「えっ…ダメって、なにが?」