【完】君しかいらない

「もぉっ!奏太くんっ!?」



「いーじゃん。せっかくここまで来たんだし…」



「意味わかんない!だったら行かない」



「冗談でーす。ほら、電車来た。早く行こーぜ」



奏太くんは自然にあたしの手を取り、ふたりで改札をくぐる。








あたしの中で、奏太くんの存在が少しずつ大きくなってきてるのを感じるけど…



それを、男の子として意識していいものかどうか、迷っちゃう。



奏太くんは、無条件に優しいから…、



女友達みたいな感覚でいられるんだよね。



男友達って…こういうものなのかな。