【完】君しかいらない

奏太くんは、強引にあたしの腕を引っ張り、歩きだす。


「奏太くん、あたし…」


あたし、そんな気分じゃ…。


「確かこの近くに、遊園地あるよな。行こ」


「遊園地っ!?」


「久しぶりだなー。ワクワクするっ!!」


奏太くんは、ニコニコしながらあたしの腕をブンブン振る。


そういえば、この近くに遊園地があるけど…。


中学と高1のときに、友達と何回か行ったことがあるっけ。


あたしも久しぶりだけど…それにしても。



「なんでいきなり遊園地なの?」


「ん?愛梨ちゃんとデートしたいし。遊園地が一番手っ取り早いよな」


なんて言って、笑ってる。