【完】君しかいらない

緊張するけど、会ったらまず挨拶しなくちゃね。


グループ企業の社宅だから、お父さんと同じ会社の人とは限らないけど、


お隣さんだし、それなりの挨拶しておいた方がいいかな。


なんて色々考えていると。



扉の陰から出てきたのは、あたしと同じ年ぐらいの男の子だった。





しかも、驚くぐらいの超イケメン!


パーマなのかクセっ毛なのか、柔らかそうな茶色の髪に、整った顏。


頭が小さいのに手足が長く、背もスラッとしていて、スタイル抜群。